泌尿器科で仮性包茎が治せない理由

泌尿器科で仮性包茎が治せない理由

泌尿器科で仮性包茎が治せない理由

どうして?泌尿器科で仮性包茎が治せない理由とは。包茎手術しに総合病院の泌尿器科に行ったところ、「うちは仮性包茎を治す手術は行っていません」と断られることが多いのだそうです。

何ででしょうね。

確かに満足のいく包茎手術を受けたい人は、一般病院の泌尿器科ではなく包茎クリニックの方で手術を受けるのでしょうが、泌尿器科でも包茎手術はやってもらえるものだと思っている仮性包茎の人にとっては、青天の霹靂だったに違いありません。

このような誤解を生まないためにも、泌尿器科で仮性包茎手術を断られる理由について書いてみたいと思います。

泌尿器科で行われている背面切開術について

包茎手術にはいくつかの術式がありますが、一般病院の大半の泌尿器科では背面切開術という術式が採用されています。

聞きなれない人も多いと思うのですが、背面切開術とはどんな手術なのかというと、包皮口を縦に切除することで、皮の入り口の狭さ(小ささ)を解消する手術になります。

包皮口の小ささを解消するための手術なので、背面切開術は真性包茎やカントン包茎の人向けの手術になるのですが、亀頭を露茎状態にするために包皮を縫合するわけではないので、包茎手術後は仮性包茎の状態となります。

つまり、「真性包茎を仮性包茎にするためだけの手術」ということになりますね。

当然ながら仮性包茎の人は受けることができない手術ということになります。

泌尿器科では、なぜ仮性包茎の人向けの手術がないのでしょうか。

泌尿器科では仮性包茎を包茎だと思っていない

一般的に包茎の種別として、

  • 真性包茎
  • 仮性包茎
  • カントン包茎

の3つのタイプがあるというのはすでにご存じだと思います。

ですが、一般病院の泌尿器科のスタンスとして、仮性包茎は包茎の範疇にカウントしていないんですね。

つまり、泌尿器科で包茎の患者として診察されるのは、上記でいう「真性包茎」と「カントン包茎」のケースの場合のみということです。

そんなわけで、基本的には仮性包茎の人のための手術は病院の泌尿器科には用意されていないということです。

泌尿器科で「環状切開術」が受けれたとしても保険適用外なので意味なし

とはいっても、泌尿器科の全てが同じようなスタンスというわけではありません。

包茎クリニックよりの柔軟なスタンスの泌尿器科では、「背面切開術」だけでなく、「環状切開術」の術式も用意している病院もなくはないです。

「環状切開術」というのは、余った包皮を環状に切除し亀頭を露出させる術式で、最終的に包皮内板と外板を縫合して固定しますが、包茎クリニックで行われている包茎手術の術式の中でもっともオーソドックスな手術方法になります。

クランプ式とも言われるこの環状切開術ですが、これだと真性包茎、カントン包茎だけでなく、仮性包茎であっても、包茎を治すことができます。

ただし、「環状切開術」での包茎手術の場合、「背面切開術」と違って、保険診療扱いにはならないため注意が必要です。

包茎手術に保険が適用になるというのは、泌尿器科で包茎手術を受ける唯一のメリットなので、泌尿器科で環状切開術での包茎手術が受けられたとしてももはや一つもメリットがないということになります。

【結論】泌尿器科では仮性包茎のための手術が基本用意されていない

ここまでの話をまとめると、基本的には一般病院の泌尿器科では、仮性包茎のための手術方式が用意されていないということが言えます。

確かに、真性包茎もカントン包茎も、そのまま放置しておくと日常生活に支障が出ることもあるため、治すことが必要となりますが、仮性包茎の場合は、一応手で剥いて亀頭を露出することは出来るため、病院で治さなくても日常生活にそれほど大きな健康面での支障がないため、包茎の一種としてとらえてないのだと思われます。

確かに、仮性包茎を手術して治す人の多くが、「皮がかぶっている見た目がいびつで嫌だ」などといった、外見を気にして手術に踏み込んでいるようなので、病院ではなく、包茎クリニックなどの美容外科の範疇になりますからね。

そもそも仮性包茎の場合、包茎手術の際に保険の適用はありませんから、仮性包茎の手術を考えている人は、包茎クリニックで手術を受けることを強くおすすめします。

※参考記事:仮性包茎の手術でもっともおすすめな包茎クリニックの選び方

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