包茎はHIV(エイズ)感染しやすい?
包茎の男性は包茎じゃない男性と比べて大幅にHIV陽性率が高く、エイズの発症率が高いというとても恐ろしい話がありますが、これは本当でしょうか。
これに関しては研究データがあるのでご紹介します。
あるアフリカ圏での研究によると、割礼(日本でいう包茎手術)を受けている男性の方が、包茎の男性よりもエイズ発症率が大幅に低いというデータがあるそうです。
理由としては、HIVの対象となる「CD4陽性T細胞」や「ランゲルハンス細胞」という細胞が包皮に多く存在するため、それを包茎手術や割礼によって切除してしまうとエイズ発症率が大幅に低くなるということのようです。
そう。なので逆に言うと、同じ条件下では包茎であることがHIV(エイズ)に感染するリスクを高めているということになります。
複合的な対策を合わせることで、全体としてリスクを最小化することが大事
ここで、HIV(エイズウイルス)感染するような行為をしなければ良いだけだろというのは、暴論だと思います。
直接の原因を排除するのが最も有効な手立てであることはもちろん否定しませんが、
HIVに限らず、すべての病気に感染するリスクを下げる対策が一つでないのであれば、あらゆる対処を複合して、全体としてリスクを最小化することが最も大切なことだと思っています。
包茎手術することで、HIV(エイズウイルス)に感染するリスクが軽減しているという研究結果がある以上、包茎手術もその有効な手立て・対策の一つであると思います。
包茎手術は、こうした性感染症にかかるリスクを減らしてくれる有効な対応策の一つといわれているのです。