子宮頸がんの原因の一つに【包茎男との性行為】が挙げられる理由
子宮頸がんとは、子宮の入り口(子宮頚部)にできる癌のことで子宮ガンの一種になります。
子宮ガンには2種類あって、子宮頸がん以外だと子宮の奥(子宮体部)にできる「子宮体がん」もあるのですが、割合としては子宮頸がんの方が多く、子宮ガン全体の約7割を占めているそうです。
そんな子宮頸がんですが、パートナーの男性が包茎だと感染する割合が高くなると言われていますが、これは事実なのでしょうか?
子宮頸がんの原因について調べてみました。
子宮頚部がんの直接の原因はHPVウイルス
子宮頸がんの直接の原因は、HPV(ヒトパピローマウイルス)への感染だと言われています。
HPVウイルスは性行為によって感染するため、
- 不特定多数の男性と性行為してきた女性
- 不特定多数の女性と性行為してきた男性と肉体関係にある女性
は、そうではない女性と比べ感染のリスクが圧倒的に増えてしまいます。
現在は落ち着いていても、過去の彼氏や旦那の風俗通いや女性遊びが激しかった場合、少し不安になってしまいますよね、、(汗)
せめて他の性病のように、HPVウイルスへの感染が見た目でわかれば、相手の男性とのセックスを思いとどまることもできるのでしょうが、残念ながら相手の男性器(ペニス)を見ただけでは、外見上の変化が現れないため、感染しているのかどうかがわからないのが現状です。
セックスに限らず性行為中の粘膜の接触によってHPVウイルスは感染するので、不特定多数の異性(同性でも、、)との性行為には「最低限の予防」としてコンドームが不可欠になってきます。
つまり逆に言うと、まだ男性経験のない女性であれば、HPVウイルス感染がないため、それが原因での子宮頸がんの心配はないと言われています。
HPVが原因の子宮のイボに要注意!
もちろんHPVウイルスに感染したら、直ちに子宮頸がんになるわけではありません。
HPVウイルスの感染が原因で、子宮にイボが出来ることがあります。
そのイボが悪性の場合、子宮頸ガンを発症するということになります。
ちなみに、イボが良性だと尖圭コンジローマと呼ばれる性病になります。
子宮頸がんが進行すると、治療が難しくなるため、子宮頸がんの予防としては、早期発見が重要になってきます。
子宮がん検診やHPVワクチンなど、予防や早期発見のために必要なことを、専門の医療機関と相談しながらすすめていくのが良いでしょう。
包茎ペニスはHPVに感染しやすい
話を少し元に戻そうと思います。
包茎関連の情報でよく目にする(or耳にする)ことの一つに、
『包茎の男とセックスしたら、子宮頸がんになるリスクが高まる』
というのがあります。
ただし、結論から言うと、この表現は正確ではありません。
先ほど、「陰茎ガンの主要因は、性行為によって相手からもらったHPVウイルスである」という話をしました。
いくら包茎だからって、そもそも誰ともセックスしたことがなかったり、誰からもまだHPVウイルスをうつされていない状態であれば、HPVウイルスを保持していないため、誰にもHPVウイルスをうつせるわけがないのです。
では、なぜこのようなことが言われているかというと、包茎状態のおちんちんは、皮をかぶっていることが多く不衛生であるため、恥垢と一緒にHPVウイルスも皮と亀頭の間に溜まりやすく、そのためHPVウイルスに感染するリスクが包茎じゃない人と比べて高まるためでしょう。
つまり、同じような性体験があったとしたら、包茎じゃない人よりも、包茎の人の方がHPVウイルスに感染しやすいため、結果的に、パートナー女性に移してしまうリスクが高くなり、その結果子宮頸がんになるリスクが高まってしまうということが、ポイントなんだと思います。
これは、早めに包茎手術して治すのが当たり前だと言われている「真性包茎」や「カントン包茎」だけでなく、仮性包茎の男性にも当てはまることですので、このようなリスクを抱えたくないのであれば、仮性包茎の男性も包茎手術を検討してみると良いでしょう。
包茎手術を専門に行っている下記のような包茎クリニックでは無料でカウンセリングも行っているので、こうした悩みがあれば気軽に相談してみても良いと思います。