睾丸の大きさと男性不妊との関係性【キンタマのサイズ】
金玉(キンタマ)は医学的には睾丸とか精巣などと呼ばれています。
睾丸は通常2つあり、玉袋と呼ばれる下腹部に垂れ下がっている陰嚢の中に、左右にわかれておさまっています。
ところで、ペニスの長さや大きさを気にする男性は多いですが、睾丸の大きさについて気になるという話はあまり聞きませんね。
確かに、竿の部分は長かったり太かったりすると見栄えが良いですが、睾丸はそんなに目立たないですからね。
少なくとも、睾丸が大きい人を見てもカッコいいと誰一人思わないと思います。
ただ、子作りを本格的に取り組んでいる(妊活中)人の中には、睾丸が小さいと男性不妊への影響があるんじゃないかという不安を抱えている人も少なくないようです。
睾丸は、生殖器として精子を作り出すという重要な役割を果たしているため、睾丸の大きさと妊娠への影響が気になるのは当然だと思います。
そもそも睾丸が大きい小さいといっても、
- ゴルフボールぐらいの大きさなのか
- ピンポン玉ぐらいの大きさなのか
- 卵ぐらいの大きさなのか
どのぐらいが標準的な「玉」のサイズなのでしょうか?
そんなに多くの男性のキンタマをじっくり観察したり、触ったりする機会なんてないですからわからないですよね、、
そんなわけで、ここでは睾丸の大きさと男性不妊との関係性について書いてみたいと思います。
睾丸の平均的なサイズはピンポン玉ぐらい
結論から言うと、睾丸の大きさには個人差があるものの、平均的なサイズはピンポン玉ぐらいだと言われています。
直径にすると、4センチ~5センチといったところですね。
ただし、ウズラの卵ぐらいのサイズの人もいますし、逆に大きい人だとニワトリの卵ぐらいの大きさの人もいるようです。
睾丸の形は、ピンポン玉の形のようなまん丸ではなく、タマゴと同じような楕円型をしています。
精子の質を知りたければ、睾丸のサイズで決めずに精子検査をすること
よく、精巣のサイズが大きな人ほど、精子の質(一回の射精に含まれる精子の量や密度や運動量)が良い傾向があると聞きますが、傾向はあったとしても、一概にそうだということはできないでしょう。
精巣が大きい人でも、無精子症など疾患を抱えている人もいるでしょうし、精巣が小さめの人でも、子作りに何の支障もない人も多くいると思います。
結論から言うと、多くの婦人科で、精子の質を調べる検査を行っているので、精子を調べてもらうのが一番確実だと思います。
自宅で採取した男性の精子を容器に入れて、病院に持参して婦人科の先生に診てもらうだけなので、とても簡単な検査なので、不安な方は一度検査してもらうことをお勧めします。
くれぐれも、検査もしないでおいて、自分の旦那の睾丸のサイズが小さいから、自分には子供はできないんだと勝手に思いこまないようにしてくださいね。
真性包茎が原因で不妊症になっていないですか?
睾丸の大きさの問題は、今さらサイズを大きくすることもできないので、そんなに気にする必要はありません。
病院に行って、精子の状態を診てもらって、問題なければそれ以上気にする必要はないでしょう。
それよりも、真性包茎の人は、包茎であることが原因で不妊状態が続いていないかどうか、再確認してみてください。
真性包茎は包皮口も小さく、尿道口が外に出ていないため、射精してもその大半が包皮の中に残ってしまい、性行為をしても膣内に精子が十分に放出されない可能性があります。
不妊の原因が包茎である可能性はそれほど高くないと思いますが、包茎が気になる人は、本格的に子作りモードに突入する前に、早めに包茎クリニックで手術しておくと良いでしょう。