包茎手術でペニスが壊死する可能性なんてあるの?
包茎手術というのは、包茎で悩んでいる男性にとってとても大事な手術です。
特に真性包茎、カントン包茎については、包茎のままそのまま放置しておくことは衛生上も好ましくないですし、男性器自体への悪影響も懸念されるため、早めの治療が必要と言われています。
そんな大事な包茎手術ですが、先ほどとても不安にさせられるようなニュースを目にしました。。
何でも、「美容医療や包茎手術の際に皮膚下に注射されるフィラーをめぐって、失明や鼻の壊死など、深刻なトラブルが発生している」のだとか。
「失明?」
「鼻の壊死?」
ペニスの話じゃないの?
包茎手術となんの関係があるんでしょうね、、
不思議なことに、包茎手術によってペニスが壊死する因果関係については全く書かれていませんでした。
もしそんな可能性がないのに「包茎手術でペニスが壊死する可能性」なんて報じているのであれば、まじめに包茎患者に対して包茎手術を施している包茎クリニックなどの医療機関に対しての、それこそ「名誉棄損」、「営業妨害」にあたる可能性もありえます。
また、それ以上に「タチが悪い」なのが、「包茎手術」に関する「不確かな情報」が垂れ流しになることで、包茎で困っている男性が一体どうすればよいのかということです。
そこで、ここでは「包茎手術でペニスが壊死する可能性がある」という報道がなぜなされたのか。
その背景について推察しながら、茎太郎なりにこの問題についてはっきり白黒つけてみたいと思います。
フィラーって美容整形に用いる薬剤だけど包茎手術と関係あるの?
先述のニュースでは、フィラーが包茎手術の壊死の要因となると書かれていました。
フィラーっていうのは、たしか美容整形などに用いられる充填剤のことだったと思います。
茎太郎はそうした医薬品の専門家ではないため、念のため、詳しく解説されている医療機関のサイトがあったので下記に引用させてもらいます。
人体の皮膚に安全に注入出来る生化学製剤をフィラー(皮膚充填剤)といいます。
フィラーの代表として、美容皮膚科でよく使われる注射用ヒアルロン酸が有名です。
ヒアルロン酸は、もともと人体で生合成される生化学物質で、このヒアルロン酸の分子を加工し吸収を遅らせたものが現在のヒアルロン酸製剤です。
そう。
つまり、フィラーは鼻を高くしたいなど「プチ整形」を希望する人に、美容整形施術の際に用いられる薬剤ってことです。
でもそもそも包茎手術とフィラーとの間になんの関係があるというのでしょう?
包茎手術は、余った皮を切除し、縫合する手術のはずなのですが。
茎太郎は、包茎手術でフィラーなんて使ってもらってないです。
当サイトの「包茎手術体験記」を読んでもらえればわかりますが、茎太郎が包茎手術してもらったとき、フィラーなんて使ってもらっていません。
それは包茎手術というのがどういう手術なのかを理解していれば、よくわかることです。
包茎手術というのは、男性器の亀頭部分を常時露茎させるために行う施術のことです。
包茎の人のおちんちんは、チンコの皮が「何らかの理由で剥けなかったり」「長すぎたり」するため、亀頭部分に皮がかぶってしまっている状態なので、そうしたペニスの皮の余剰分を適切な長さにカットし、亀頭直下に近い箇所で固定させるのが一般的な包茎手術になります。引用元:包茎手術体験記「包茎とは」
皮を切除して、ペニスの亀頭直下に近い箇所に縫合してペニスを露茎させる手術が包茎手術なのに、なぜフィラーを注入で壊死の可能性というニュースが報道されるのでしょうか。
ペニスのサイズを整えるのは、「包茎手術」ではなく「亀頭増大手術」や「早漏防止治療」のことですよね?
ここまで見てきて、「勘の良い」方ならわかると思いますが、「ペニスのサイズを整える美容整形」と「包茎手術そのもの」とは直接の因果関係はないと思います。
つまり、ここでいう「フィラー注入で包茎手術で壊死」というのは、包茎手術そのものではなく、男性器に対しての美容整形施術である「亀頭増大手術」や「早漏防止治療」のことを指しているのではないでしょうか?
当サイトは、茎太郎自身の包茎手術体験記を読んでもらうことで、包茎手術に対して不安な思いを抱いている男性に対して、包茎手術のイメージを掴んでもらうことを意図しています。
そのため、茎太郎自身受けていない「亀頭増大手術」や「早漏防止治療」のことについては、それほど詳しくないため、あえて言及しません。
ポイントは、茎太郎自身「包茎手術」で「フィラー注入」してもらってないため、「包茎手術」と「フィラー注入」と「ペニス壊死」に全く因果関係を感じないということです。
以上が、茎太郎が推察する「包茎手術」と「フィラー」と「壊死」の因果関係です。
もし、このような茎太郎の推察通りでないのであれば、「包茎手術」のどのような施術内容が原因で、患者のペニスが壊死したのかを「マスコミ報道に携わる者」として責任をもって詳しく書くべき!
そんなことも取材せず、あたかも「包茎手術」そのものにペニスが壊死する可能性(危険性)があると書くのは、包茎手術を生業としているプロの医療関係者に対して失礼だし、包茎手術を受けたいと思っている患者に対しても、漠然とした不安を植え付けるだけだとではないでしょうか。
このように、この包茎手術に関するニュースは何を意図して書いているのかということを考えながら目にすると、そのほとんどが内容がなくただの薄っぺらい記事であり、「包茎」という男性のコンプレックスを利用してアクセスアップを狙った、どちらが詐欺なんだかわからないような記事が多いので、気を付けたいですね。
包茎手術する際の注意点
とはいえ、包茎手術したいという患者の弱みにつけ込み、実際に同意した手術内容とは別に高額な施術代を請求する悪徳な包茎クリニックも残念ながら存在するのも事実のようです。
また包茎手術の施術実績が少なく、腕が未熟な包茎クリニックや病院の泌尿器科で手術を受けても、手術箇所の出来(クォリティ)に満足できない残念なことになりかねません。
そのため、包茎手術を受ける際は、トラブルを避けるうえでも次のようなことに気を付けるようにしてください。
- 包茎手術は、これまでの施術実績数の多いクリニックを検討する
- 包茎手術料金については、手術前に必ず双方同意の上で手術を受ける
- 包茎手術の依頼内容をメールに残すためにも、フリーダイヤルからではなく「WEBフォーム」から予約申込みをする
- 包茎手術前のカウンセリングで、クリニック側に不信感を感じたら手術を受けずに帰る
これらを徹底することで、包茎手術に伴う悪質なトラブルを、かなりの数未然に防ぐことができると思います。