真性包茎と仮性包茎の違い
家に帰った茎太郎は自分の部屋にこもると、早速そのクリニックの広告を隅から隅までくまなく目を通しました。
すると今までピースがなくて完成しなかったパズルの全体像が見えてきました。
そのクリニックの広告に書いてあることを要約すると
・思春期を過ぎても亀頭が皮を覆ったままのペニスを包茎って言うらしい。
・包茎の中でも、自分で包皮を剥くことが出来ないものを真性包茎って言うらしい。
・ただ自分で包皮を剥くことができるものは仮性包茎って言うらしい。
・皮は剥けても、勃起時に締め付けがきつすぎる場合カントン包茎って言うらしい。
包皮とは、おちんちんの先っちょである「亀頭」を覆っている皮のことです。
つまり、自分で包皮を剥いて亀頭を露出(露茎)させることができない茎太郎は、この「真性包茎」に該当するということになります。
- 認めたくないけど、俺は真性包茎ってことになるな、、
- サッカー部のYは仮性包茎なのか。自分でお風呂で剥いてるって言ってたし
- 帰宅部Fと親友のTとIはいつも剥けてるって言ってたから包茎じゃないってことか。
- カントン包茎は今のところ周りにはいないみたいだ。
- つまり真性包茎と仮性包茎の違いは自分で剥いて亀頭を露出できるかどうかってとこか
なるほど・・・
茎太郎は独り言をつぶやいている自分に気付きました。
でも大丈夫。自分の部屋でよかった。
雑誌広告のおかげで、いろいろなことがわかってきました。
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茎太郎が解釈する真性包茎と仮性包茎の違い
クリニックの広告で茎太郎が一番気になったのが病気に関する内容でした。
それによると、包茎の中でも特に真性包茎の場合「陰茎がん」「淋病性尿道炎」「閉鎖性乾燥性亀頭炎」などの病気になるリスクが高くなると書かれていました。
真性包茎だと、亀頭と包皮の間に恥垢(ちこう)が溜まりやすくなり雑菌が繁殖するといった不潔な状態が、それらの病気に感染しやすくしているってことみたいです。
恥垢というのは、
- 皮膚の表面の新陳代謝によりできた垢
- オシッコのしずくの残留物
- 精子やその他分泌物の残骸
- 細かなゴミや雑菌
など、さまざまな物質が乾燥して固まった垢のことで、俗に言う「チンカス」と呼ばれるもののことで、そんな恥垢だらけのペニスで女の子とセックスすると女の子が子宮頚がんになる危険性もある
とも書かれていました。
要はおちんちんを恥垢と雑菌だらけの不潔な状態で放置しておくことは非常に危険であるってことです。
仮性包茎なら、面倒ながらも包皮が手で剥ける状態なので恥垢をこまめに洗い流すことは出来る。
でも自分みたいな全くチンコの皮が剥けない真性包茎だと、恥垢や雑菌を洗い流すことは不可能。
つまり、茎太郎のチンコは生まれてからずっと不潔な状態が続いているってこと。
これは早くなんとかしないと大変なことになる、、、
もちろん仮性包茎にも当人にしかわからないコンプレックスやデメリットは多いだろうが、それは皮余りが不格好などのあくまでも「見た目」の問題がほとんどだろう。
日本人って周りと違うことを極端にコンプレックスに感じるって聞くけど、仮性包茎の人の一番の不安はその辺りにあるんだろうな。
ほとんど亀頭が露出している(通常時に何もしなくても皮がほとんど剥けている)軽度の仮性包茎とかだったら、友達や彼女に仮性包茎ってばれさえしなければ、それほど大きな痛手にはならないんじゃないかな、、
でも自分みたいな、ちっともチンコの皮を剥くことができない真性包茎だと自分だけでなく、彼女や結婚相手のパートナーにも性病やそれ以上に恐ろしい病気にさせてしまう危険が高くなるということか、、、
茎太郎は、自分なりに真性包茎と仮性包茎の違いをまとめていました。
- 真性包茎とは
自分で皮を剥いて亀頭を露出できないので、不潔なうえ性病や他の重い病気にかかるリスクが高まる - 仮性包茎とは
見た目は包茎だが、自分で皮を剥くことでペニスを清潔に保つこと自体は不可能ではない
つまり茎太郎のような真性包茎の場合、手術して治す以外に選択肢がないということです。
これは早く気付けてラッキーだったのかもしれない。
今はまだ彼女もいないし、彼女が出来る前に一日も早く真性包茎を治してしまおう・・・
茎太郎が包茎手術を決断して腹をくくったのはおそらくこの時だったと思います。
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