子供の包茎の手術時期【そもそも手術って必要?】
小さなお子さんがいる親御さんだと、わが子の包茎について気になる人も多いと思います。
包茎とは、皮をかぶってしまっている状態のおちんちんのことです。
もちろん、父親であろうが母親であろうが、大事な我が子のおちんちんの状態を気にするというのは、当然のことでありとても大事なことです。
おちんちんは男の子の身体の大事な一部ですから。
ですが、こと幼少期の包茎に関していうと、深刻な病気には該当しないです。
新生児、乳児、幼児期の包茎は、
- オシッコの出が悪い
- 性器の感染症にかかっている
- 重度の亀頭包皮炎にかかっている
など、泌尿器の機能に悪影響を及ぼしていないのであれば、「包茎自体」に関しては、それほど気にしなくていいのではないかと個人的には感じています。
真性包茎の多くは思春期までに自然に治る
実は幼少期の頃は、多くの子供が真性包茎といわれています。
真性包茎なので、包皮を完全にむいて下げることが出来ないということですね。
その状態が、おちんちんが急激に成長する思春期(中学生のころぐらい)のあたりまでには、多くの場合、自然に手で剥ける状態になっていくというわけです。
もちろん、生まれつき先端の包皮輪が硬い(柔軟性が低い)男児などは、高校生、大学生を過ぎても、真性包茎が自然に治らないままのケースもありますが、その多くが自然に治るものに対して、幼少期のうちに手術を施すというのは、茎太郎は個人的には、そこまで神経質にならなくてもいいのではないかと思っています。
まだからだの小さい乳幼児の頃に、局所麻酔をして身体にメスを入れるというのは、リスクのある行為だと個人的には思いますので、おしっこが問題なく出ているのであれば、子供の頃の包茎については、そこまで気にしなくてもいいのではないでしょうか。
子供の仮性包茎なんて気にするほうがおかしい
ここまで真性包茎の話をしてきましたが、子供の仮性包茎については、本当に気にする方がおかしいと思います。
仮性包茎は、包皮の長さよりもおちんちんの長さの方が短いので、手で剥かないと亀頭が外に露出できない状態のことを言いますが、成長期前の子供のおちんちんが包皮の長さよりも短いのは、そもそも当たり前の話です。
仮性包茎については、男性器が成長しきった大人の段階で、各自が判断をすべき事柄になります。
「仮性包茎」という言葉が一般的になって、言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、子供の仮性包茎なんて気にするほうがおかしいということを覚えておいてください。
むしろ子供の頃はカントン包茎にならないように注意
子供の頃、剥き癖を付けるために、包皮を剥く練習をするケースがあると思います。
ですが、皮を剥いて亀頭を露茎したあとは、包皮を必ず元の位置に戻しておくことが重要です。
剥きっぱなしにしておくと、皮が戻らない状態で亀頭が包皮口に締め付けられ、痛みを伴って腫れ上るケースが多々あります。
これを嵌頓包茎(カントン包茎)といいますが、自分ではもとに戻せなくなってからでは、病院で緊急処置をしなければならなくなる危険性もありますから、子供の頃はカントン包茎にならないように。剥いた包皮は必ずもとに戻すように気を付けましょう。
高校卒業しても真性包茎なら本人が手術を検討すればよい
話を真性包茎の話に戻します。
このように、結局のところ、包茎が自然に治るかどうかの判断は、思春期を終えるぐらいまではわかりませんので、成長期が終わるであろう高校卒業ぐらいのタイミングで、まだ包茎だった場合に、お子さんが判断すればいいと思います。
そして、「包茎」の話はとてもデリケートな問題ですので、我が子であれ、思春期の青少年に対して「包茎治った?」などと無神経に聞いたりせず、黙って見守る姿勢がより大事になってくると思っています。