包茎手術当日
カウンセリングと同じ日に手術を希望した茎太郎。
そのまま手術室に通されました。
緊張感はそれほどなかったと思いますが、身体にはかなり力が入っていたと思います。
・・・
しばらくすると、手術担当の先生が手術室に入ってきました。
2人入ってきたので、手術担当の人と麻酔担当の先生なのかなと茎太郎は勝手に想像しました。
茎太郎 「先生、今日はよろしくお願いします。」
担当の先生「茎太郎さん、今日は頑張りましょうね。思ってるよりすぐ終わりますよ。」
気さくで信頼できそうな先生でよかった。
気難しそうな先生だったら、余計な神経を使っちゃうところでした。
茎太郎は、指示されたとおりに動きました。
ズボンとパンツを脱ぎ、オチンチンを出した状態でベッドに仰向けになりました。
包茎手術に伴う剃毛はないとは聞いていましたが、下の毛を剃られたりはしませんでした。
局所麻酔。注射針の傷みはそれほど感じず
担当の先生 「麻酔を打ちますね。」
手術での麻酔というと、全身麻酔や静脈麻酔を想像する人もいると思いますが、
上野クリニックでは局所麻酔といって手術時のペニスの痛みをとる部分的な麻酔を使用しました。
上野クリニックでは現在、
ペニスの表面に麻酔薬を噴霧し皮膚の感覚を麻痺させる「基礎麻酔」と
麻酔薬を注射する前に半凍結した特殊なジェルを直接ペニスに巻き付ける「深部冷却」麻酔と
オチンチンの根元に打つ「極細針」麻酔が行われますが、その当時もそれと同じような麻酔方法が行われました。
まずは、麻酔針による注射自体が痛くならないような麻酔処置を行い、その後ペニス部分に麻酔針による麻酔を行う。
茎太郎が手術したときもそのような麻酔処置が行われました。
多少は痛いんだろうなって思ってましたが、麻酔自体の痛みはそれほど感じませんでした。
麻酔が原因なのか、信頼しきっていたからなのか、
それ以降の手術自体は茎太郎はリラックスしながら軽く目を閉じていました。
意識のどこかで
器具の音がカチャカチャしてるってことは、メスで包皮を切ってるところなのかな?
今縫合してるとこなのかな?順番的にそんな気がする。
・・・痛みも感じないし、あまり考えないようにしとこう。
ぼんやりとそんなことを考えていたと思います。
手術は無事終わり、念願の脱包茎に!
・・・
・・
・
「茎太郎さん、手術終わりましたよ。」
うとうとしていたようです。
茎太郎は、先生の声で目を開けました。
茎太郎 「え、もう終わりですか?」
担当の先生「はい終わりました。」
実質30分ほどでしょうか。
思っていたよりも手術時間が短く感じたので、ちょっと拍子抜けでした。
茎太郎は何か言おうと思い、口を開きました。
茎太郎 「ありがとうございます。先生、手術は無事成功ですか?」
担当の先生「そうですね。成功ですよ(笑)」
切った包皮を縫合する手術なのに、
茎太郎は大手術を受けた直後の患者のような質問を真顔でしちゃいました、、(汗)
でも茎太郎も手術が無事終わってうれしかったんだと思います。
手術の経験も初めてでしたし、手術に対し全く不安がなかったといえば嘘になりますから。
ホッとして全身の力が抜けていくのがわかりました。
・・・
その後、別室で手術後の注意事項の説明を受けました。
「シャワーは明日からOK」だとか、「運動していい時期はいつから」だとか説明を一通り受けて
手術後の注意事項をまとめた紙をもらい、病院を後にしました。
外の明かりがまぶしく見えました。
それはまるでこれからの茎太郎の明るい人生を物語っているようでした。
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