ビガーパンツ履いても包茎が治らない理由
今から20年ぐらい前ですが、いろんな意味で世の中に旋風を巻き起こした男性用下着がありました。
そう。ビガーパンツです。
当時「ビガーパンツ」を知らない男性はほとんどいないと思います。
ビガーパンツは1990年代に思春期の男の子の間で話題になりすぎて、ビガーパンツを履いていたことが友達にばれて、「あいつビガーパンツ履いてるんだってよ!」なんてからかわれていた男子もいたぐらいです。
ちなみに、今では当時のビガーパンツは販売を終了しており、バイオバイタル(BIOVITAL)という後継商品が販売されているとのこと。
今ではあまり聞かなくなったこの「ビガーパンツ」はどんなパンツだったのでしょうか?
包茎矯正パンツという名目で売りだされたビガーパンツの正体
ビガーパンツは、包茎矯正パンツという名目で当時販売されていました。
包茎といっても、手で剥くことができる仮性包茎の矯正を目的としたパンツですね。
※真性包茎などは剥きたくても剥けないため、そもそも下着などで矯正しようがありません、、
簡単に言うと、パンツの中に矯正リングのような輪っかが埋め込まれており、包皮を剥いた状態でその部分に陰茎を固定することで、いわゆる「剥き癖」をつけて自然に仮性包茎を治すというのが目的だったようです。
ただ、当時ビガーパンツを履いていたという人を何人か個人的に知ってますが、茎太郎が知っている限りビガーパンツを当時装着していて包茎が自然に治ったって人に出会ったことがありません。
そうした人の中には、その後仮性包茎の手術をして包茎を治したって人もいますし、仮性包茎のまま現在に至っている人もいます。
もちろん、ビガーパンツ履いて包茎治ったって人もいるんでしょうが、なぜ茎太郎の周りには包茎を矯正できた人がいなかったのか、原因を考えてみました。
包茎の剥き癖というのは成長期すぎてからだとあまり意味がない
まず、「剥き癖をつけることでなぜ仮性包茎を矯正することができるのか」考えてみましょう。
- 亀頭がチンコの皮に抑えられる時間が短くなるため、亀頭の成長(亀頭全体やカリ部分)が加速し、常時剥けているペニスに矯正できる可能性がある
- チンコの皮でペニスが圧迫されないことにより、陰茎の成長が阻害されないため、常時剥けているペニスに矯正できる可能性がある
- 皮を長時間剥いて固定しているため、包皮が引っ張られて伸びるのをある程度防ぐことができる可能性がある
つまり、剥き癖を付けることが有効である可能性があるのは、男性器の成長が期待できる「第二次成長期」ぐらいまでの話だということです。
ということは、高校を卒業するころには、第二次成長期が終わっている人が多いと思うので、個人差はあるとは思いますが、ビガーパンツで仮性包茎を矯正できる可能性があるのは10代の頃までということになります。
茎太郎の知っている人はたいてい、小さい頃は恥ずかしかったので社会人になってからビガーパンツを付け始めたという人ばかりだったので、ビガーパンツで包茎が治った人が誰もいなかったということですね。
ビガーパンツと同じような商品で、今でも包茎の矯正リングなども販売されています。
包茎矯正リングは、ビガーパンツと違って、リングが独立しているので、つけたまま間違って銭湯に入って知人に指摘されたり、どこかに落としてしまったりなどという危険性も考えられますが、もし包茎矯正リングを類を試すのであれば、上記のような理由から、ペニスの発達がまだ終わっていない10代の頃に試すのが良いと思います。
包茎矯正がうまくいかなかったら、いつまでも矯正に固執することなく、早めに頭を切り替えて、「包茎手術することで治す」か「今後包茎のまま過ごす」か早めに決断するのが良いでしょう。
いずれにしても、成人になっても包茎のままなのであれば、長期間悩み続けるのは時間の無駄だと思います。